- やることとされているのは5つです。一升餅・選び取り・スマッシュケーキ・飾り付け・記念写真
- 全部やると、たいてい途中で機嫌が終わります。当日に減らすのはむずかしいので、先に減らしておくほうが確実です
- 減らす順番のいちばん目は意味が近いもの。一升餅と選び取りは、どちらもお子さんのこれからを願う行事なので片方で足ります
- 飾り付けだけは前日までに終わります。当日のお子さんの負担がゼロにできる唯一の項目なので、最後まで残して大丈夫です
「1歳の誕生日 何する」で調べると、一升餅、選び取り、スマッシュケーキ、フォトスタジオ、離乳食のプレート、飾り付け……と、やることがどんどん出てきます。
ひととおり読んだあとに残るのは、たぶん「これ、全部やるの?」という気持ちだと思います。
先にお伝えします。全部やらなくて大丈夫です。というより、全部やろうとすると、たいてい途中でお子さんの機嫌のほうが先に終わります。
わたしたちは、4歳と7歳の娘を育てながら、夫婦でおうち用のバルーンの飾り付けをつくっている小さな店です。お客様は1歳から6歳ごろのお祝いが中心で、1歳のはじめての誕生日はその入口にあたります。だから毎年この時期、同じところで迷っている方をたくさん見ています。
それに、うちも娘たちのときに同じことで迷いました。1歳の誕生日に何をするかって、本当にむずかしい。ただ「写真は残したいよね」というところだけは、最初から決まっていた気がします。
▲ おうちの一角だけで十分に成立します(@ynm.318 さんご提供)
※お客様が実際に飾ってくださったお写真です。今のセットの中身と、そのまま同じではありません
1歳の誕生日に「やること」とされているのは、この5つ
一升餅・選び取り・スマッシュケーキ・飾り付け・記念写真の5つです。地域やご家庭で増減しますが、調べて出てくるのはだいたいこの範囲に収まります。
| やること | どんなことをするか | 準備でやること | 当日、お子さんがすること |
|---|---|---|---|
| 一升餅 | もち米一升ぶん、1.8kgほどのお餅を風呂敷で背負わせる | お餅の手配、風呂敷 | 重いものを背負う。立てないことも多い |
| 選び取り | 品物やカードを並べて、どれを取るかでこれからを占う | カードを用意する(手作りでも印刷でも) | 座って手を伸ばすだけ |
| スマッシュケーキ | 手づかみ用のケーキを前に置いて、自由にさせる | ケーキ、下に敷くもの、着替え、後片付け | 手や顔が汚れる。嫌がる子もいる |
| 飾り付け | 部屋に飾りをつけて、その日の景色をつくる | 前日までにふくらませて貼る | とくになし |
| 記念写真 | おうちか写真館で撮る | 服、場所、光の向き(写真館なら予約) | カメラの前にいる。機嫌に左右される |
由来のところだけ、かんたんに補っておきます。一升餅は「一升」と「一生」をかけて、一生食べ物に困らないように、という願いを込めた行事だといわれています。丸い形にも、円満に過ごせるようにという意味があるそうです。背負って立てた、座り込んだ、転んだ、それぞれに縁起のいい解釈が用意されているので、どうなっても大丈夫なようにできています。
選び取りは、もともとはそろばんや筆などの実物を並べていたものが、今は赤ちゃんでも扱いやすいカードに置きかわってきた行事です。スマッシュケーキはアメリカで生まれたといわれていて、smash はそのまま「壊す」の意味。日本で広まったのは比較的最近です。
じつはうちも、娘のときにスマッシュケーキをやりました。ケーキといっても、たしかヨーグルトで作ったものです。甘さはかなりひかえめだったはずですが、本人はすごい喜びようでした。1歳のケーキは、味の立派さより「自由に触っていい」ことのほうが効くんだと思います。
全部やろうとすると、途中で機嫌のほうが先に終わります
ここがいちばん言いたいところです。
1歳のお子さんが、ごきげんでいられる時間には限りがあります。お昼寝の時間があって、ごはんの時間があって、そこに来客が入ることもある。行事を5つ詰め込むと、3つ目あたりで泣きます。そして泣いたあとは、たいてい何をやってもうまくいきません。
しかも当日に減らすのは、意外とむずかしい。お餅もケーキも用意してしまっているので、もったいなくてやめられなくなります。減らすなら、買う前です。
▲ 縦が当日のお子さんの負担、横が準備の手間です
並べてみると、右上にあるものほど当日に無理が出やすいのがわかると思います。一升餅とスマッシュケーキは、準備にもお金と手間がかかるうえに、当日にお子さんが受け止める側の負担も大きい。どちらも「やった甲斐がある」行事なのは間違いないのですが、同じ日に2つ並ぶとかなりの分量です。
サプライズにしないで、1週間くらい前から家族で一緒に準備する派です。夫婦で相談して、娘も一緒に貼ります。準備そのものを誕生日の一部にしてしまうと、当日に詰め込む量が自然と減ります。
サプライズは素敵なのですが、正直なところ親のエネルギーがものすごく要ります。夜中に飾り付けをして寝不足のまま、ごはんもプレゼントもケーキも用意して、というのは、やってみるとかなり大変です。夫婦で手分けするか、そもそも量を減らすか。無理をしないのがいちばんだと思っています。
減らす順番は、この3つで決まります
1. 意味が近いものは、片方でいい
一升餅と選び取りは、役割がほとんど同じです。どちらもお子さんのこれからを願って、その場でひとつの結果を受け取る行事だからです。
両方やると、お子さんから見れば「見慣れないことを続けて2回やらされる」ことになります。ここで機嫌が切れてしまっても、まったく不思議じゃありません。どちらか気に入ったほうを選んで、もう片方は来年でも再来年でも構いません。
ちなみに手間だけで比べるなら、選び取りのほうが圧倒的に軽いです。カードは手作りできますし、お子さんは座って手を伸ばすだけで終わります。カードの意味一覧や並べ方のコツは選び取りのやり方の記事に深掘りしました。
2. 当日にしかできないものを残す
5つのうち、誕生日当日にやらなければいけない決まりがあるものは、ひとつもありません。
写真館の予約が取れなければ後日でいいですし、一升餅を週末にずらすご家庭もあります。当日に集めるほど濃い日になりますが、そのぶん失敗したときの取り返しがきかなくなる。ここは天秤です。
3. 前日までに終わるものは、減らさなくていい
そして飾り付けです。これだけは、当日にお子さんがすることが何もありません。
前の日までに部屋を作ってしまえば、当日は起きた瞬間から完成しています。だから減らす対象に入れなくて大丈夫です。むしろ、ほかを減らして飾り付けを残すほうが、写真としてはよく残ります。
飾り付けは、前日までに終わらせてください
当日にふくらませるのは、いちばん事故が起きるやり方です。当日に空気を入れて割れてしまいました、というお話は本当によくうかがいます。当日に割れると、そこから買い直すことも直すこともできません。誕生日そのものが台無しになってしまいます。
こつは、空気を入れすぎないことです。パンパンにせず、8割から9割、表面に少しシワが残るくらいで止めてください。ゆっくり、丁寧に。
とくに夏です。冷房を切って寝ると、朝までに部屋が暖まって中の空気がふくらみます。「朝起きたら割れてました。どういうことですか」というお問い合わせは、今でも届きます。冬は逆で、冷えるとしぼむだけなので入れ直せばもとに戻ります。こわいのは夏のほうです。
割れた破片は口に入れないよう、すぐに片付けてください。ラメのついた飾りは細かいラメが落ちることがあるので、床に近いところは避けるのがおすすめです。
飾りは、多くなくても成立します。1歳のお祝いなら、キャラクターより「やわらかい可愛らしさ」のほうが写真がうるさくなりません。くすみカラーのセットは、そういう考え方でつくっています。お部屋の色になじむので、木目の床でも白い壁でも浮きません。
色の合わせ方そのものは飾り付けをおしゃれに見せる色の決め方にまとめてあります。飾りで足していい色は2色まで、という考え方です。
うちのセットはヘリウムガスが要りません。空気を入れて壁に貼るタイプなので、届いた箱をそのまま置いておけます。ふくらませるための空気入れは付属していないので、100円ショップのハンドポンプをご用意ください。正直なところ、単品で売っている空気入れと100円ショップのものにはほとんど差がないので、そこは一手間かけていただくほうがいいと思っています。
写真は、行事ごとに撮らない。背景をひとつ決めておく
一升餅、選び取り、スマッシュケーキ。それぞれ別の部屋、別の場所でやると、写真の背景がばらばらになります。あとから並べたときに、同じ日の記録に見えません。
飾り付けをした壁の前で、全部やってしまってください。それだけでその日の写真がひとつながりのシリーズになります。背景を1面決めておく、というのは撮影のいちばん基本のところでもあります。くわしくは自宅バースデーフォトの撮り方に書きました。
▲ 数字をひとつ飾るだけでも、写真のなかでは主役になります
※@ynm.318 さんのお写真です(セットの中身そのままではありません)
この写真、飾りは数字の「1」がひとつだけです。それでも、これが1歳の誕生日の写真だということは一目でわかります。飾りの数と、写真の伝わりやすさは比例しません。
数字のバルーンは大きさで印象がかなり変わるので、数字バルーンの選び方のほうも見てみてください。壁に貼るのが不安な方は、跡を残さない貼り方もまとめています。賃貸でも大丈夫な方法です。
1週間前から当日までの、やることの順番
減らすものが決まったら、順番はこうなります。
- 1週間前までやる行事を2つか3つに絞って、必要なものを注文する。お餅もケーキも飾りも、この時点で手配してしまう
- 届いたらすぐ箱を開けて、中身がそろっているか見ておく。気づくのが早いほど、こちらも動けます
- 前日飾り付けをする。空気は8割から9割で。ここまで終われば当日は何もしなくていい
- 当日の朝飾りが落ちていないかだけ見る。あとはお子さんの機嫌のいい時間に、決めた行事をやる
- 当日の午後写真は飾り付けの前で。行事の合間に、飾りだけの写真も1枚撮っておくと来年の参考になる
届いたその日に箱を開けておく、というのが地味に効きます。当日の朝に開けて中身が足りないと、もうどうにもなりません。届いてすぐ確認して、そのまま箱に戻しておけば大丈夫です。注文のタイミングについてはいつ注文すればいいかの記事にくわしく書きました。
さっきキャラクターより可愛らしさ、と書いておいてなんですが、お子さんがもうアンパンマンに反応しているなら、迷わずそちらです。本人が好きなものに勝つものはありません。1歳で初めて名前を覚えるキャラクターがアンパンマンだった、というご家庭は多く、祖父母の方からのギフトとしてもよく選ばれています。世界観で選ぶセットの決め方も用意しています。
飾り付けそのもののやり方は、1歳の誕生日飾り付けの記事にまとめてあります。当日の1日をどう過ごすかはおうち誕生日会の1日ガイドのほうです。この記事は「そもそも何をやるか決める」ところまでなので、決まったらそちらへどうぞ。
よくある質問
- 1歳の誕生日には、何をするのが一般的ですか?
- 一升餅、選び取り、スマッシュケーキ、飾り付け、記念写真の5つです。地域やご家庭で増減しますが、調べて出てくるのはだいたいこの範囲です。ただし全部やらなければいけない決まりはありません。1歳のお子さんが機嫌よくいられる時間には限りがあるので、はじめから2つか3つに絞っておくほうが、当日の写真はきれいに残ります。
- 一升餅と選び取りは、両方やったほうがいいですか?
- どちらか片方で足ります。二つとも、お子さんのこれからを願うという同じ役割の行事だからです。同じ日に続けてやると、お子さんにとっては見慣れないことを二度続けられることになるので、そこで機嫌が切れてしまうこともあります。手間だけで比べるなら選び取りのほうが軽く、カードは手作りでも用意できます。
- 1歳の誕生日の飾り付けは、いつやればいいですか?
- 前日までに終わらせてください。当日にふくらませると、割れてしまったときに後戻りができません。当日に空気を入れて割れてしまったというお話は、実際によくうかがいます。空気は8割から9割、表面に少しシワが残るくらいで止めるのがこつです。前日に飾ってしまえば、当日のお子さんの負担はゼロになります。5つの行事のなかで、これができるのは飾り付けだけです。
- 1歳の子がいる部屋にバルーンを飾っても危なくないですか?
- 飾る高さに気をつけてください。床に近いところに置くと、踏んだりのしかかったりして割れることがあります。2歳のお子さんでも割れたというレビューをいただいたことがあります。手が届く高さより上に飾るか、床置きのものは大人が見ている時間だけに。割れた破片は口に入れないようすぐ片付けてください。ラメのついた飾りは、細かいラメが落ちることがあります。
- 記念写真は、行事ごとに撮ったほうがいいですか?
- 背景をひとつ決めて、そこで全部撮るのがおすすめです。飾り付けをした壁の前で一升餅も選び取りもやると、その日の写真がひとつながりのシリーズになります。飾りは多くなくて大丈夫で、数字のバルーンのような大きなものを、壁ぎわにひとつ飾るだけでも、写真のなかでは十分に主役になります。
当日の負担がゼロの、ひとつだけの準備
当店のセットはヘリウムガス不要。ふくらませていない状態でお届けします。
楽天と公式ストアは全国送料無料で、ご注文から1〜2営業日で出荷します。バルーンセットには、飾り付けのeガイドブックを入れています。
おうちバルーン 3rd Design