この記事の要点
  • 選び取りは、並べたカードのどれを取るかでこれからを占う行事。準備はカードを用意するだけで、1歳の行事のなかでいちばん軽いです
  • カードは無料テンプレ・100均・手作りの3通り。かかっても数百円で、どれでもちゃんと成立します
  • 並べ方で守るのはひとつだけ。どのカードも、お子さんから同じ距離。距離が違うと、いちばん近い1枚を取るだけになります
  • 泣いたら中断して大丈夫。別の日にやり直してもいい行事です

選び取りをやってみようと調べはじめると、意外と細かいところで手が止まります。カードは買うの?何枚並べるの?意味は決まってるの?そして、いちばん心配なのが、うちの子、ちゃんと取ってくれるんだろうか、というところだと思います。

結論から言うと、選び取りはゆるい行事です。正式なルールはなく、カードも意味も枚数も、ご家庭で決めていい。だからこの記事では「決まりごと」ではなく、実際にやるときにつまずきやすいところだけを順番に書いていきます。

わたしたちは、おうち用のバルーン飾り付けをつくっている家族経営の小さな店です。1歳のお祝いのお客様がいちばん多く、わたしたち自身もふたりの娘の1歳をやってきました。なお、一升餅やスマッシュケーキも含めてそもそもどの行事をやるか迷っている段階なら、先に1歳の誕生日は何する?やること5つの決め方のほうを読んでみてください。この記事は、選び取りをやると決めたあとの深掘りです。

グレーの壁ぎわに、くすみカラーの数字のバルーンと小さな三輪車を置いた、余白の多い落ち着いた一角

▲ 選び取りも、こういう「決めた一角」でやると写真がそろいます(@ynm.318 さんご提供)
※お客様が実際に飾ってくださったお写真です。今のセットの中身と、そのまま同じではありません

選び取りとは?

カードや品物を赤ちゃんの前に並べて、最初に取ったものでこれからの才能や将来を占う、1歳の誕生日の行事です。

もともとは、そろばん・筆・お金といった実物を畳に並べていました。今は赤ちゃんが扱いやすいカードが主流になっていて、絵柄も意味も自由に選べます。占いといっても真剣なものではなく、「この子はどれに向かうんだろうね」と家族で見守る、ゲームに近い時間だと思ってもらえれば十分です。

カードの意味一覧【定番12種】

よく使われるカードと、一般的にいわれている意味を並べます。正式な決まりはないので、「だいたいこう解釈されている」という目安として見てください。

カードいわれている意味
そろばん・電卓計算に強くなる、商売上手になる
筆・ペン文章や勉強の才能に恵まれる
お金・財布お金に困らない
はさみ手先が器用になる、手に職がつく
定規・メジャー几帳面になる、大きな家を建てる
ボール運動が得意になる
楽器音楽の才能に恵まれる
本・辞書物知りになる、学者になる
箸・スプーン食べ物に困らない、料理上手になる
聴診器お医者さんになる、人を助ける仕事につく
カメラ感性が豊かになる、芸術の道に進む
行動派になる、世界を旅する

最近は、パソコン(エンジニア)やマイク(歌手)のようなカードを足すご家庭もあります。取ったあとから家族で意味を決める、でも全然いいと思います。占いの結果というより、そのとき家族で笑った時間のほうが残るものなので。

カードの用意は3通り。どれでも成立します

用意のしかた費用の目安手間向いているご家庭
無料テンプレを印刷 0円(印刷代のみ) 探して印刷するだけ 時間がない。デザインがそろったものがいい
100均で買う 数百円 買ってくるだけ 印刷環境がない。厚紙でしっかりしたものがいい
手作り 0円〜 いちばんかかる 世界にひとつを残したい。絵や字を書くのが好き

「選び取りカード 無料」で検索すると、無料でダウンロードできるテンプレートがかなり見つかります。選ぶ基準はデザインの好みでいいのですが、ひとつだけ挙げるならカードが大きくて、絵がはっきりしているもの。あとで書きますが、写真に撮ったときに何を取ったのかがわかるかどうかが、けっこう効いてきます。

正直、ここは凝るところではないと思っています。主役はカードではなく、カードの前で迷っているお子さんのほうです。

当日のやり方。守るのは「同じ距離」だけ

  • 1. 場所を決める床でやる行事なので、背景になる場所を先にひとつ決めます。飾り付けをした壁の前がおすすめです(理由は次の章で)
  • 2. カードを弧の形に並べるどのカードもお子さんから同じ距離になるように。ここがこの記事でいちばん大事なところです
  • 3. カメラを先に構えるお子さんを定位置に置いてからカメラを探すと、その間に動きます。撮る人が構えてからスタート
  • 4. 迷っている姿こそ撮る取った瞬間より、どれにしようかうろうろしている時間のほうが、あとから見て面白い写真になります
  • 5. 泣いたら撤収別の日にやり直せばいいだけです。無理に続けない
選び取りカードの並べ方の比較図。左のよい例では、カード5枚を弧の形に並べ、どのカードも子どもから同じ距離にある。右のよくない例では、カードが一列で距離がばらばらになり、いちばん近い1枚を取りやすくなっている

▲ 左が「弧の形・同じ距離」。右のように距離が違うと、占いではなく「近さ」で決まります

なぜ距離にこだわるかというと、1歳のお子さんは、素直にいちばん近いものへ向かうからです。カードを一列に置いて端に座らせると、手前の1枚を取って終わり、ということが起きます。弧の形にして距離をそろえるだけで、ちゃんと「選んだ」結果になります。

「最初に触ったもの」にするか「最後まで持っていたもの」にするかも、先に家族で決めておくとあとで揉めません。どちらでもいいですし、両方採用して「才能ふたつ」にしてしまってもいいと思います。

正直なところ
選び取りで何を取ったか、何年も覚えているご家庭は、たぶん少ないです。残るのは結果より、カードの前でうんうん迷っている姿の写真のほう。だから結果に力まなくて大丈夫です。
それでも取ってほしいカードがあるなら——こっそり真ん中に置いておけばいいと思います。真ん中は取られやすい特等席です。

写真は「決めた一角」で。飾り付けの前でやる理由

選び取りは床でやる行事です。だから、背景をどこにするかで写真の残り方が変わります。飾り付けをした壁の前の床でやると、一升餅もケーキも同じ背景で撮れて、その日の写真がひとつながりのシリーズになります。背景をひとつ決めておく考え方は自宅バースデーフォトの撮り方にくわしく書きました。

ひとつだけ気をつけてほしいのは、床に近い高さの飾りは、選び取りの間だけ片付けておくこと。低い位置のバルーンは、ハイハイのお子さんが踏んだり、のしかかったりすると割れることがあります(2歳のお子さんでも割れましたというレビューをいただいたことがあります)。行事が終わってから戻せば大丈夫です。

飾りは多くなくても成立します。1歳なら、キャラクターよりお部屋の色になじむやわらかい色のほうが、床でやる行事の写真は落ち着いて残ります。くすみカラーのセットは、そういう考え方でつくっています。

くすみカラーのセットを見る 公式ストア 楽天市場

飾り付けそのもののやり方は1歳の誕生日飾り付けの記事に、当日1日の流れはおうち誕生日会の1日ガイドにまとめてあります。

よくある質問

選び取りは、いつやればいいですか?
誕生日の当日にやるご家庭が多いですが、決まりはありません。大事なのは日付より、お子さんの機嫌のいい時間帯を選ぶことです。お昼寝のあと、ごはんの前後を避けた時間がやりやすいです。当日にうまくいかなければ、別の日にやり直しても構いません。
選び取りカードは、何枚並べればいいですか?
5枚から8枚くらいが目安です。テンプレートに入っているカードを全部並べる必要はありません。枚数が多いほどお子さんは迷い、時間がかかって途中で飽きてしまいます。親が意味を気に入ったものだけに絞って並べるほうが、短い時間で気持ちよく終わります。
カードを取ってくれない・泣いてしまったらどうすればいいですか?
いったん中断して大丈夫です。選び取りは、別の日にやり直してもいい行事です。機嫌が直らないまま続けても、写真に残るのは泣き顔だけになってしまいます。まだ歩かないお子さんの場合は、ハイハイで向かった方向のカードで判定するというやり方もあります。
選び取りカードの意味は、自由に変えてもいいですか?
構いません。カードの意味に正式な決まりはなく、地域やご家庭によって内容も解釈も違います。定番の意味をそのまま使ってもいいですし、パソコンやマイクのような今どきのカードを足しても、取ったあとから家族で意味を決めても大丈夫です。

選び取りの背景づくりは、前日までに終わります

当店のセットはヘリウムガス不要。ふくらませていない状態でお届けします。
楽天と公式ストアは全国送料無料で、ご注文から1〜2営業日で出荷します。バルーンセットには、飾り付けのeガイドブックを入れています。

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