この記事の要点
  • いちばんの壁は場所ではなく時間です。飾る目安は30〜45分。着いてすぐには終わりません
  • 作り方は3つ。前の日の夜/子どもを預けている間/別の部屋で組んで運び込む。前泊できるなら、前の夜がいちばん失敗しません
  • よその家の壁は、借りられない前提で選びます。貼らずに置く・吊るすで組めるかを、買う前に見ておいてください
  • 持っていくものはふくらませていない状態。うちのセットはヘリウムガスが要らないので、現地で空気を入れるだけです

お盆、年末年始、連休。誕生日そのものより、実家に帰るタイミングでお祝いをまとめるというご家庭は多いと思います。祖父母にも見せられるし、写真に人数が入る。

ただ、いざ持っていこうとすると、自分の家でやるのとは勝手が違います。壁を勝手に使えないし、そもそも飾る時間がない。義実家ならなおさら、荷物を広げて30分こもるのは気を遣います。

わたしたちは夫婦で小さなバルーン専門店をやっていて、うちにも4歳と7歳の娘がいます。帰省先で飾るとなると、自分の家でやるのとは別のことを考えることになります。順番に書きます。

白い壁を背に飾った特大のクロミのバルーンと、クロミのカチューシャをつけて見上げている子ども

▲ 大きいものが1つあれば、壁を1面まるごと使わなくても写真は成立します
※お客様のお写真です。カチューシャなど、セットに入っていないものも写っています

飾るのに30〜45分。着いてすぐには終わりません

場所の心配をされる方が多いのですが、実際にいちばん詰まるのはここです。

うちのセットを飾る目安は30〜45分。ふくらませて、位置を決めて、貼ったり置いたりして、この時間です。ふくらませる作業そのものは1個数十秒で、時間を食っているのはどこに何を置くか考えているときのほうです。

実家に着いてから、この30分をひとかたまりで取るのは、まず無理です。挨拶があって、荷解きがあって、子どもは着いた瞬間から興奮しています。「着いたらすぐ飾ろう」は、まず崩れます。

実家で誕生日を祝うとき、飾り付けの30〜45分をどこに作るかの3つの案を並べた図。前日の夜に飾る、当日に子どもを祖父母に預けている間に飾る、別の部屋で組んでから運び込む。どれも無理なら点数を減らす

▲ 場所の問題より先に、ここを決めておくとラクです

案1|前の日の夜(前泊できるなら、これがいちばん)

子どもが寝たあとに飾ってしまう。朝、起きた瞬間の顔が撮れます。

当日に作業が何も残らないので、失敗のしようがありません。前泊する予定があるなら、迷わずこれでいいと思います。

案2|子どもを預けている間

祖父母に散歩やお風呂をお願いしている30分を借りる。実家ならではの、いちばん現実的な手です。

ひとつだけ、先に一声かけておいてください。着いた日の夜のうちに「明日の夕方、30分だけこの部屋を借ります」と言っておくのと、当日いきなり荷物を広げるのとでは、空気がぜんぜん違います。言いにくければ、実家のほうの子から先に伝えてもらうほうが早いこともあります。

案3|別の部屋で組んでから運び込む

飾る部屋を占領できないときは、空いている部屋でふくらませて、まとめて運び込みます。アルミのバルーンなら、同じ家のなかを持って移動するくらいはできます(車で運ぶのはおすすめしません。擦れて事故のもとです)。ゴム風船は軽くて散らばりやすいので、運ぶときは最後にまとめるか、いっそ現地で足すほうが早いです。

どれも無理そうなら
時間のほうを増やそうとせず、点数を減らしてください。多くのセットは「大きな主役が1つ、まわりに小物がいくつか」でできていて、写真のインパクトを決めているのは主役1つです。
小物を数個減らしても、写真はほとんど変わりません。減らした分は、そのまま時間になって返ってきます。

よその家の壁は、借りられない前提で選ぶ

自分の家なら「跡が残らないテープを使えばいい」で済みます。よその家は、そこから先の話です。

賃貸より制約が強いと思っておいたほうがいいです。相手の家の壁紙がどういうものか分からないし、そもそも「貼っていい?」と聞くこと自体に気を遣う。聞かれた側も断りにくい。

なので、貼らずに組める構成かどうかを、買う前に見ておくのがおすすめです。手元のセットを、貼る・置く・吊るすで仕分けてみてください。

飾りのタイプよその家での扱いどうするか
大きなキャラクター・数字 数字バルーンは自立式。キャラクターは立てかけで成立するものが多い 壁ぎわに置くか立てかける。主役はこれで足ります
HAPPY BIRTHDAY
のガーランド
横に長いので、貼る場所を探しがち(セットによって紙製・バルーン製があります) カーテンレールから吊るす。透明の糸なら跡が残りません
中くらいのモチーフ 1つずつ貼ろうとすると数が多い 床にまとめて置く。散らすより固めたほうが写真は締まります
ゴム風船 そもそも貼る必要がない 床に転がす。子どもが遊ぶので勝手に散ります
シンデレラのバルーンとかぼちゃの馬車のバルーンが床に置かれ、王冠つきの数字4と水色のHAPPY BIRTHDAYの紙のガーランド、ハート、星が壁の高い位置にある飾り付け。中央にドレスを着た子どもが立っている

▲ 床に置いてあるのはシンデレラと馬車。壁を使っているのは、上のほうの数点だけです

つまり、本当に壁を使うのは、上のほうの数点だけだったりします。そこさえ吊るせれば、あとは床まわりで組める。

透明の糸で吊るす方法は跡を残さない貼り方の記事に書きました。壁に貼らずに高さを出すやり方も、そちらにまとめてあります。

吊るすための糸やテープは、現地で借りられません。持っていくものに入れておいてください。うちの飾り付けサポートセットには、テグスやテープ、バルーンチェーンが入っています。

飾り付けサポートセット 公式ストア Amazon 楽天市場

ふくらませずに、箱ごと持っていってください

うちのセットはふくらませていない状態でお届けします。ヘリウムガスも要りません。荷造りは、届いた箱をそのまま積むだけです。現地で空気を入れます。

ふくらませたものを車に積んで運ぶ、という発想をされる方がときどきいらっしゃるのですが、その必要はありません。むしろ、ふくらませてから運ぶほうが、擦れたり潰れたりで事故が起きます。

空気を入れるときのこつは、入れすぎないこと。パンパンにせず、パンパンにしない9割、表面に少しシワが残るくらいで止めてください。暖房や日差しで部屋が暖まると、中の空気がふくらみます。翌日に割れていた、というお声を実際にいただきます。

忘れやすいもの 空気入れです。実家に空気入れはありません。
口で20個ふくらませるのは、正直きついです。空気を入れるだけで酸欠になりそう、というお声を実際にいただきます。100円ショップのハンドポンプで十分なので、荷物に入れておいてください。うちのサポートセットにも、空気入れ付きのものがあります。

色は、相手の家に合わせて選ぶ

自分の家の壁と床の色は、目をつぶっても言えます。実家は、行くまで思い出せません。

飾り付けがごちゃついて見えるのは、センスではなく色の数の問題です。おうちは壁と床と家具で、飾る前からすでに3色くらい使っている。だから飾りで足していいのは2色まで、という考え方です。

やっかいなのは、実家がどういう色の部屋か、行くまで分からないことです。和室かもしれないし、木の色が濃いかもしれない。

だから帰省先で飾るときは、色数の少ないセットを選んでおくほうが安全です。原色が入っていないものなら、和室でも洋室でも浮きません。くすみカラーのセットは、そういう考え方でつくっています。

原色が入っていないセット 公式ストア 楽天市場

お子さんの推しが決まっているなら、もちろんそちらが優先です。その場合も、セットの点数と飾る場所の関係だけ先に見ておいてください。点数が多いセットは、そのぶん広い面が要ります。実家の壁が何センチ空いているかは、行ってみるまで分かりません。

帰りは、畳んで持って帰れます

置いて帰るのも、ひとつの手ではあります。祖父母が飾ったままにしておいてくれることも多いので。

ただ、気に入ったものだけ持って帰るという選択もできます。アルミのバルーンはストローを空気の入り口にそっと差せば、空気を抜いて畳めます。抜き方はこちらにまとめました

うちはふくらませたものは遊び切る派です。全部持ち帰ろうとすると帰りの荷物が増えるので、お子さんに「いちばん欲しいやつだけ残そうか」と聞いてしまうのが早いと思います。

よくある質問

実家に持っていくとき、ふくらませてから運びますか?
ふくらませずに持っていってください。うちのセットはふくらませていない状態でお届けするので、届いた箱のまま持っていけます。ヘリウムガスも要りません。ふくらませてから運ぶと、擦れたり潰れたりで事故が起きやすくなります。現地で空気を入れるだけにしてください。
実家で飾るのに、どれくらい時間がかかりますか?
30〜45分が目安です。ふくらませる作業そのものは1個数十秒で、時間を食うのは「どこに何を置くか」を考えているときです。着いてすぐこの時間をひとかたまりで取るのは難しいので、前の日の夜に飾る、子どもを預けている間に飾る、別の部屋で組んで運び込む、のどれかを先に決めておくのがおすすめです。
よその家の壁に貼っても大丈夫ですか?
借りられない前提で組むほうが気がラクです。相手の家の壁紙がどういうものか分かりませんし、聞かれた側も断りにくいからです。実は、本当に壁を使うのは上のほうの数点だけということが多く、そこをカーテンレールから透明の糸で吊るせば、あとは床まわりで組めます。数字バルーンは自立式なので、壁ぎわに置くだけで成立します。大きなキャラクターも、立てかけで成立するものが多いです。
実家に持っていくとき、忘れやすいものはありますか?
空気入れと、吊るすための糸やテープです。どちらも実家では借りられません。空気入れは100円ショップのハンドポンプで十分です。口でふくらませると、数が多いときにかなりつらくなります。
飾り終わったあと、持って帰れますか?
アルミのバルーンは、ストローを空気の入り口にそっと差して空気を抜けば畳めます。ただ、全部持ち帰ろうとすると帰りの荷物が増えるので、お子さんに気に入ったものを選んでもらって、それだけ持ち帰るのが現実的です。うちは、ふくらませたものは遊び切る派です。

帰省先へは、箱のまま持っていけます

当店のセットはヘリウムガス不要。ふくらませていない状態でお届けします。
楽天と公式ストアは全国送料無料で、ご注文から1〜2営業日で出荷します。バルーンセットには、飾り付けのeガイドブックを入れています。

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