- アルミバルーンは細めのストローを弁にそっと差し込むと空気が抜ける
- 洗濯物を畳むように端から、軽い力で優しく押すのがコツ。95〜99%抜けたらOK
- 再利用しないなら、ゴム風船は結び目にハサミでパンと鳴らずに片付けられる
- 畳んだら暗い場所に保管。次のお祝いでまた使える
楽しかったお誕生日会のあと、お部屋に残った大きなバルーンたち。「かわいいから飾っておきたいけど、正直ちょっと場所を取る…」「捨てるのはもったいないし、どう片付けたらいいの?」——そんなふうに悩んだことはありませんか。
実は、アルミバルーン(フィルム風船)はストロー1本で空気を抜いて、畳んで保管して、また使うことができます。ただし、抜き方にはちょっとしたコツがあって、やり方を間違えると空気漏れの原因になることも。
この記事では、バルーン専門店の3rd Designが実際にやっている抜き方の手順を、失敗しやすいポイントと一緒に解説します。ホテルでのお祝いや、実家・お友だちの家で飾った後の片付けにも役立ちますよ。
そもそも:アルミバルーンが自然にしぼまない理由
アルミバルーンの吹き込み口の内側には、逆止弁(ぎゃくしべん)というフィルムの弁が入っています。入れた空気が逆流しないようにフィルム同士がぴったり閉じる仕組みで、これのおかげで数週間〜数か月ふくらんだままでいてくれます。
裏を返すと、この弁を開けてあげない限り、空気は抜けません。ぎゅうぎゅう押してもほとんど出ていかないのはこのためです。そこで使うのがストローです。
空気の抜き方 4ステップ
- 細めのストローを、空気を入れた口にそっと差し込む
弁を傷つけないよう、負担をかけないようにゆっくり。ぐっとねじ込むのではなく、くるくると回しながら入れるとするっと入りやすくなります。どこかで引っかかったら無理に押し込まず、少し戻して角度を変えてみてください。 - ストローが奥まで入ったら、軽い力で優しく押す
弁が開いて、空気がゆっくり抜け始めます。シューっと一気には抜けません。ゆっくりしか抜けないものだと思って、のんびり構えるのが正解です。 - 洗濯物を畳むイメージで、端から畳みながら抜いていく
バルーンの端(口から遠い方)からくるくると畳むように空気を口の方へ送ると、結果的にきれいに抜けます。 - 95〜99%抜けたら、それでOK
ストローで100%抜き切ることはできません。ぺたんこに近づいたら十分です。
ストローだと空気はゆっくりしか抜けないので、つい力が入ってしまいがち。でも風船なので、強く押すとパンと割れてしまいます。「軽い力で、少しずつ」だけ守れば失敗しません。
店長直伝:失敗しないための3つのコツ
① 練習は「大事じゃないバルーン」から
空気抜きは正直、少しコツがいる作業です。いきなり主役の大きなキャラクターバルーンからやらず、小さめのスターバルーンなど、重要度の低いものから抜き始めるのがおすすめ。1〜2個やると手が覚えます。
② ストローは付属のものでOK、細長いものならなお良し
3rd Designのセットに付属しているストローは空気を入れやすいサイズを選んでいるので、そのまま抜くのにも使えます。もしお家に細くて長いストローがあれば、弁への負担がより少なく、奥まで届きやすいのでさらに安心です。
③ 弁への負担が「次も使えるか」を決める
ストローを差し込む時にどこかで引っかかって穴を開けてしまったり、口に変な負担をかけたりすると、そこから空気が漏れやすくなってしまいます。再利用できるかどうかは、この差し込みの丁寧さでほぼ決まります。優しく、優しく。
多層バルーン(プリンセス・サンリオなど)の抜き方
顔・胴体・手足などパーツごとに空気の部屋が分かれている多層タイプのバルーン(プリンセスバルーンやサンリオのキャラクターバルーンなど)は、空気を抜くのが少しだけ難しくなります。層から層へ空気を移動させながら抜く必要があるからです。
- まず、口にいちばん近い層の空気をきっちり抜く
ここが空いていないと、他の層の空気の通り道ができません。 - そのあと、両端(端っこの層)の空気を優しく口の方へ送る
ここでも洗濯物を畳むイメージ。端から順に、少しずつ空気を移動させます。
ふくらませる時と同じで、一箇所に空気を集中させないことがいちばんの破裂予防です。時間はかかりますが、その分きれいに畳めますよ。
再利用しない場合の片付け方(早見表)
「別に再利用はしたくないけど、片付けが大変」という声も、実はよくいただきます。とくにゴム風船は、割って捨てようとするとパン!という音が地味にストレスですよね。種類別にいちばんラクな片付け方をまとめました。
| バルーンの種類 | 片付け方 | ポイント |
|---|---|---|
| ゴム風船 | 結び目の部分にハサミで切れ目 | パンと割れずにシューっと静かに空気が抜ける。お子さまが寝た後の片付けでも安心 |
| アルミバルーン(捨てる) | ハサミで切れ目を入れる/穴を開ける | フィルムはパンと割れないので、普通に切ってOK。お住まいの分別ルールに従って処分 |
| アルミバルーン(また使う) | ストローで空気を抜く(この記事の手順) | 弁を傷つけなければ再利用できる。畳んで暗所保管 |
この片付け方は、3rd Designのバルーンセットに付属する飾り付けeガイドブックにも載せています。飾る前から片付けまで、ぜんぶ迷わないように。
ホテルやお泊まりでのお祝い、片付けはどうする?
最近は、ホテルのお部屋を飾り付けてお誕生日や記念日を祝う方も増えています。素敵なんですが、悩ましいのがチェックアウト前の片付け。ふくらんだままのバルーンは持ち帰れないし、かといって客室のゴミ箱に大きなまま残していくのも気が引けますよね。
おすすめは、ハサミを1本だけ持っていくこと。ゴム風船は結び目に切れ目を入れて静かにしぼませ、アルミバルーンは「また使いたいならストローで抜いて畳む」「使わないなら切れ目を入れる」。これで小さくまとまって、かさばらずに持ち帰れます。深夜や早朝でも、パンという破裂音を出さずに片付けられるのがハサミ方式のいいところです。
しぼませたバルーンはハンドバッグにも入る大きさになります。ホテルによってはバルーンの処分を有料や不可としている場合もあるので、畳んで持ち帰り、お家で分別が確実です。
抜いたあとの保管方法と、もう一度ふくらませる時
空気を抜いたバルーンは、しわにならないようやさしく畳んで、直射日光の当たらない暗い場所へ。光や高温はフィルムの劣化につながるので、引き出しやクローゼットの中がちょうどいいです。袋に入れておくと、他の飾りと一緒にまとめられて便利ですよ。
もう一度ふくらませる時は、最初と同じようにストローで空気を入れるだけ。入れ方のコツはアルミバルーンのふくらませ方の記事で詳しく解説しています。
「何回くらい再利用できますか?」と聞かれると、正直、答えに迷います。そんなに何回も繰り返し使えるものではないからです。どれだけ丁寧に空気を抜けたかで変わりますし、メーカーも再利用を保証しているわけではありません。ただ、うちの家では子どもが飽きた頃にストローでそっと空気を抜いて畳んでおき、しばらくして「また飾りたい!」と言い出したらもう一度ふくらませて遊んでいます。1回のお誕生日で終わりにしない使い方ができるのは、フィルムバルーンならではの楽しさだと思います。
よくある質問
- ストローを差しても空気が抜けません
- ストローが逆止弁の手前で止まっている可能性があります。少し戻して、くるくると回しながらゆっくり奥まで差し込んでみてください。それでも抜けない場合は、ストローが細すぎて弁を開けられていないことも。少ししっかりした太さのストローに変えると開くことがあります。
- 抜いたバルーンはどのくらい保管できますか?
- 暗くて涼しい場所なら、次のお誕生日(1年後)まで保管して再利用されている方もいます。フィルムの状態は保管環境で変わるので、ふくらませ直す前に破れがないか確認してあげてください。
- ヘリウム入りのバルーンも同じ方法で抜けますか?
- 抜き方は同じですが、ヘリウムは一度抜くと再充填が難しいため、浮かせる用途での再利用はできません。空気でふくらませ直して、壁や床に飾る使い方がおすすめです。
- 100均のアルミバルーンも同じですか?
- 基本の仕組み(逆止弁)は同じなので、この記事の方法で抜けます。ただしフィルムの厚みは商品によって差があるので、より優しく扱ってあげてください。
片付け方まで書いてある「eガイドブック」、つけてます
3rd Designのバルーンセットには、ふくらませ方から飾り付け、映える写真の撮り方、そして片付け方まで網羅した
「飾り付けeガイドブック」が無料で付属。はじめてでも最後まで迷いません。
おうちバルーン 3rd Design